狭い脱衣場を少しでも広くー体重計置き台2022/02/10 16:14

 たいていの家庭の風呂脱衣所は、大邸宅以外は狭い場所であるのが普通です。我が家も、洗面所、洗濯機置き場、トイレットペーパー置き場など狭い部屋の中に、少しの隙間に脱衣スペースがあります。

 手術後で、体調管理のため、風呂上りに、体重測定を日課とすることにしました。体重計を購入して、脱衣所に置いたものの、わずか32㎝×22㎝のスペースの大きな事。

普通に体重計


 何とか少しでもスペースを増やせないかと考えついたのが、体重測定以外の時に、垂直に立てて置くというアイデアでした。

 アイデアが決まれば、実行のみ。早速、3DCAD、3Dプリンタに活躍してもらって、以下のような置台を作りました。

3DCAD図面

置き台

立てた体重計

狭いからこそスペースの価値がわかる体験をしました。少しでも増えたこのスペースを大事にしたいと。床の面積がどれだけ見えるかで、その部屋の広さや、片付き具合がわかるような気がします。

自作1.8mのトタン折り曲げ機2020/02/10 18:16

 ある作業のため、トタンを曲げることになった。しかも長さ1,8mのものである。
インターネットで、調べてみると、数万円もする折り曲げ機は、売っている。
だがしかし、この作業、これから何回も行うのであればいいのだが、1回きりになる可能性もある。そのうえ、市販されているものは、スパン1800mmのものが見当たらない。(あるかもしれません)
900mmくらいのもので、数万円である。

 そこで廃材を利用して、その折り曲げ機たるものを、制作してみようと考えた。

手摺であった取り払った廃材が、主たる材料である。
設計図を作り、その寸法どおり切断した廃材。

材料の廃材

 廃材を木ネジで組立た本体の一部。

本体組立

本体に折り曲げレバーやトタン置き台などを蝶番6個で組み付け、上部平面部はトタンを置くため平坦にした。

組立完成後

トタンを、曲げた後の状態です。トタンを所定の位置に置き、折れ曲げる位置にⅬ形アングルを載せ、そのアングルの左右と真ん中に3個のクランプで、本体と、締め付けます。
本体の棒に足を乗せ、2本のレバーを上に持ち上げるとトタンは何の苦も無く曲がりました。

取付状態

 折り曲げ完成のトタンと折り曲げ機の全体写真です。

本体とトタン

自作折り曲げ機で折り曲げられた12枚のトタン板です。

折り曲げトタン

この作業の状況は動画にしてYouTubeにアップしています。ご覧ください。

いつも、お天道様に真正面(3)2020/01/20 17:42

  一気に飛びますが、下写真が、ほぼ完成したソーラ発電機器です。
奥がソーラパネル部で、20W規格のものです。電源部のソーラチャージャーコントローラーで見ると、結構な電流が流れています。
 手前は、電源部でソーラパネルからの起電力を送電線で受けて、コントローラーを介してバッテリーに送ります。

ソーラ発電全体図

 前回紹介したセンサを、パネルに直付けで取付、お天道様に真正面に向けるため、テレビの古い回転台座に横回転用ギヤーを取付。減速機付きの駆動用モータで横方向に動かします。縦方向は、縦方向用台座に搭載されたパネルを、回転するプーリーに絡ませたロープというか、紐というかそのようなものを引っ張って、角度をつける構造になっています。
12V~6V可変スイッチング電源は、12V出力のバッテリー電圧を降下させ、6Vセンサ電源と駆動用モータに送る変圧器の機能を果たすためのものです。

パネル部

ロープというか紐というか、緊張させるため一部にバネを配置しています。
縦回転用台座は、片側3個のローラを配置して、パネルの角度が、スムーズに動くような構造にしています。

ソーラ裏面

 裏面の真正面は下の写真をご覧ください。アクリル板の一部に、設計ミスで加工に失敗したところがあります。

ソーラ裏正面

 電源部は、バッテリー、ソーラチャージャーコントローラー、コンバーターで構成されています。お天道様に対向するためのセンサと駆動装置への電源スイッチもコントローラーの横に取付ました。
 300W正弦波インバーターには、100VのAC電源が2か所、USB電源2か所のコンセントがついています。
 送電線は左側のDサブコネクターを緩めて取り外せるので、電源部だけ持ち運ぶことができます。

電源部表面

 ソーラパネルの電力は、この20WAhのバッテリーに溜められ、コントローラーを介して、ドロンのリチウムポリマー電池の充電や、AC100V電源に使用されます。
 47インチテレビに接続してみましたが、こんなバッテリーでちゃんと動作することを確認しました。動作時間はまだ、測定していませんが?

電源部裏面

 最後に、電子回路に詳しい人に、ご教示願いたいと思うのですが。

  この装置、夕暮れどきは比較的、順調に、お天道様の方を見て動いているのですが、真っ昼間は、多分センサの抵抗値の関係だと思うのですが、調整が難しく、動作しません。
 仕方なく、センサの4つの穴の一つに指を突っ込みパネルを動かしています。
センサの抵抗値を上げるのがいいのか?下げるのがいいのか?考えあぐねています。
 宜しくお願いします。これが分かれば完成ですが。

たぶん、最終的に行き着いたもの2019/12/17 18:35

 小さな時から、模型づくりが好きで、紙鉄砲、ゴム鉄砲、竹とんぼ、竹馬。そして、「小学生」など月刊誌の付録のペーパークラフト、「模型とラジオ」誌で紹介された紙と細木で作った金閣寺、はじめて、プラモデルというものを作成したのが「伊号潜水艦」、また、当時最新のOゲージの鉄道模型「新幹線こだま」など、作ることが大好きで、いろいろなものを制作してきました。

そして、15歳の時だと思うのですが、「ラジコン技術」1961年夏号創刊号が発売されました。
本屋で発見した時、待ちに待った本が出版されたと、飛び上がるほど嬉しかったことを思い出します。その本を隅から隅まで読んで、飛行機を、数台作って、飛ばしては壊し、飛ばしては壊しの中、高校時代だったと思います。その頃は、送、受信機は、小さな真空管が使われていて、電池も積層の60数ボルトで、短時間しか使えなかったものでした。ラダーなどの舵を動かすものはエスケープメントというゴムの戻りを動力として、電磁石で制御するもので、舵はパタンパタンと同角度で動くものでした。
なかなか、思い通りに飛ばすのは難しいものでした。

 その後、高校を卒業して、就職し、仕事もモノづくりの職場なので趣味の延長のような感じで働いていたように思います。

今、70ウン歳になり、やっと、最終的に何を求め続けていたのか?と考えてみたとき、鳥になりたかったのではないか。
ラジコン飛行機を作り、ある機会に実機の小型セスナ機の乗ったり、ハングライダーの講習会参加、鳥の目になるために凧にカメラを装着して飛ばしてみたり (放送局の取材受ける) 高所撮影機材制作も。

Phantom2
            
 しかしながら、昨今の技術の進歩の速度の速さ。そして、メカトロニクスというか、ハードとソフトのドッキングで、自動で動く機械器具のその多さ。とりわけ、気になる「ドロン時代到来」という全く新しい産業の勃興。 専門家集団がグループでモノづくりに挑む時代であると感じます。

空撮サムネール
          
 私も遅ればせながら、この技術の結晶であるドロンの世界にも足を踏み入れようと考えています。


いつも、お天道様に真正面(1)2019/12/14 12:30

 昨今の自然エネルギーの太陽光発電は、活用されていない土地を求めて、どんな所へも進出しています。
 小さな島にも上陸して、資金ある人々は、土地があれば太陽光発電用地として、どこでも買いあさる風潮が強まっています。これだけ全国に広がっていくと、色々な所でトラブルも起きているようです。

 このような世間の風潮のなかで、違う角度から、ソーラー発電に取り組んでみようと考えました。それは、「いつも、お天道様に向かって真正面」を向いているソーラーパネルの制作です。入院前から、少しづつ取り組んでいたものです。
インターネットネットで発見した下図の電子回路図に、ヒントがありました。

ソーラーのための電子回路図

 前々から、大抵のソーラーパネルは、屋根や広大な土地に固定しておかれ、太陽は、朝、昇るとき、横から照らし、少しづつ上昇することによって、昼頃には、パネル正面、そして、夕方にかけてまた、逆の横から照らすという構造ことになっています。

 調べてみるとやはり、真正面にあてた方が、発電効率がよく、真偽は分かりませんが、
1.5倍から2倍などという数値も出ています。既に、産業界ではこの特質を考慮して、ソーラーパネルを太陽に、常時、向ける装置が開発され、販売されています。

アマチュアでは、小さな装置しか作れないので、せめて、テレビが見れる発電兼、蓄電システムを制作しようと始めました。以下が概略図面です。

概略設計図

上下動(チルト運動)のための半円の板と、それを支える3つのプーリー、回転動(パン運動)のための基台に取付けた大きな歯車です。これでパネルの傾斜角度と左右の方向が変えられます。                     
                          (つづく)