高さ12mから撮影する機材製作日記(6)2017/02/02 18:19

 大分、時間がたってしまいましたが、やっと、プーリーを取付けると共に、三脚の端を支える役目をするプーリ取付脚台なるものが、ほぼ完成しました。

 写真で構造が分かると思いますが、レバーの左先端にプーリが取付けてあり、右端はレバーで真ん中に支持軸があります。

ワイヤーが張ると、プーリは少し、上に動き、レバーの右端がストッパーまで下がり、マイクロスイッチを切替ます。この電気系統の回路を通すため、出来るだけ表面に出ないように苦労しました。まだ、改良の余地がありそうです。

プーリ取付脚台

プーリ取付脚台

モノづくりは、頭の中で考えたことと、実際とは、大きくずれて、思わぬトラブルに泣かされることが多く、その分、うまく動いた時は、何にも変えがたい喜びに包まれます。

この感覚を求めて、性懲りもなくやっているのかもしれません。

古いiPodをまだ使っています2017/02/12 11:58

 アップル社の前代のiPodを、まだ使用しています。
電池は少し弱っていますが、車の運転席に乗せて運転中は、音楽を聞きながら、いい気分で運転できます。

 iPodは、今まで横の助手席に置いて、イヤホーンジャックにFM電波を飛ばす機器を取付、車のFM放送で聞いていました。しかし、運転中、ブレーキをかけた時など、勢い余って本体が床下に落ちることがよくありました。
これは、スッキリしなければ、ということで早速、まず、3DCAD「123D Design」で、取付スタンドを設計(というほどではない代物ですが)

スタンドの3DCAD画面

 そして、3Dプリンタでプリントすると、下写真のようなものができました。両面テープで運転席のボードの上に固定。

iPodスタンド取付状態

 取付けた状態が、下写真のようになり、電源のON、OFFや、操作性も向上、あっちやこっちにいかなくなり、メデタシ、メデタシで小さな機器ですが、納まりました。

運転席に取付けたiPod

高さ12mから撮影する機材製作日記(7)2017/02/18 22:38

 今日は、12mのポールを立てるベアリングの台の製作です。

カメラを左右に振る操作は、過去には、YouTube「高所撮影カメラ」で紹介しているようにサーボモータで回転させていましたが、よく考えてみれば、ポールの先端にカメラであればそのポールを回転させればカメラも一緒に回ります。機構の工夫ばかりに気をとられシンプルな簡易な方法があるのに、ドツボに入りかけていました。

下写真は、その12m長のポールを置いて、スムーズに左右に回転させるためのベアリングの台です。このベアリングは、上からの荷重を受け回転するスラスト軸受といわれるもので、一般的にいわれる回転軸に取付けるラジアル軸受とは違います。

ラジアル軸受は、簡単に分解不可能ですが、スラスト軸受はボール部をケーシングで上下に挟んでいるだけなので、すぐバラバラになってしまいます。

そこで、ベアリング全体を、3Dプリンタで作成したケースの中に入れ、外れ止めを装着しました。

ベアリング部部品

ついでに、3Dプリンタで、他の部品も作成しました。
CNCでベアリング台を取付ける基台も、製作しました。

(左側の筒状のものが、ベアリング台の半完成の状態です。)

ベアリングと他の部品

高さ12mから撮影する機材製作日記(8)2017/02/20 12:36

 昨日、出来上がったベアリング台を、CNCで削り出した上部基台に取付ました。
軽くクルクルと回ります。ベアリングは、機械の素になる大事な機械部品です。
いつも不思議に思うのですが、ベアリングは複雑な加工をしている割には、値段が安いように思われます。機械のあらゆる所に使用されているので、それだけ大量生産で安く出来るのでしょう。サイズ、種類も数多くあります。

ベアリング取付状態
 
 下写真は、上部基台に取付、いよいよ、12mポールを載せたところです。
重いポールをクルクルと楽に回します。

ロッドとベアリング

高さ12mから撮影する機材製作日記(9)2017/02/27 11:16

 現在まで製作した部品を組立ました。ほぼ、予定どおりですが、上部の基台部分の板にパイプが余りにもピッタリ過ぎて、入りにくいという問題がありました。

紙ペーパーで加工して、少し隙間が必要だと感じています。下側のボルト差込は、円錐形の導入杭(前回の写真の中)のおかげで、比較的すんなり入りました。

基台の組立

いよいよ、カメラ部分(ズーム機構と上下回転)に取り掛かります。配線も必要です。