高さ12mから撮影する機材製作日記(11) ― 2017/07/07 18:57
本日は、ワイヤの出し入れを制御するための、コントロールボックスの製作状況です。
3本のワイヤを三方から斜張し、ポール(ロッド)が倒れないようにするため、ワイヤの送り出しは慎重にする必要があります。
左側のカバー付スイッチは、電源のON、OFFです。ONしてダイヤルを回すことでワイヤを送り出すことができます。
右側スイッチは、ワイヤ折り返し部にあるプーリーのリミットスイッチの故障や、緊急時に一時的に配線を接続して、プーリーを回転させるときに、ONします。
基台の制御箱の蓋を開けてみました。複雑なものは、何もありません。
強いて言えば、モータコントロールの電子回路くらいです。
電池ボックスの中に単3乾電池8本が、入っています。
電池のないときは、外部からの自動車用バッテリーや、100V用AC電源からもとれるように、一応考えています。
唯一、複雑なものは、「フルブリッジDCモータコントロール」用の電子回路です。
既成キットを購入し、組立ました。
普通のスイッチを付けずに、遊び心で、カバー付スイッチを取付ました。
カバーを開けないと、ONに出来ない構造になっています。
カバーを閉めると、自動的にOFFになります。
別名を、「ミサイルスイッチ」というそうです。
次回は、カメラを制御する制御盤(箱)の紹介予定です。
高さ12mから撮影する機材製作日記(8) ― 2017/02/20 12:36
高さ12mから撮影する機材製作日記(7) ― 2017/02/18 22:38
今日は、12mのポールを立てるベアリングの台の製作です。
カメラを左右に振る操作は、過去には、YouTube「高所撮影カメラ」で紹介しているようにサーボモータで回転させていましたが、よく考えてみれば、ポールの先端にカメラであればそのポールを回転させればカメラも一緒に回ります。機構の工夫ばかりに気をとられシンプルな簡易な方法があるのに、ドツボに入りかけていました。
下写真は、その12m長のポールを置いて、スムーズに左右に回転させるためのベアリングの台です。このベアリングは、上からの荷重を受け回転するスラスト軸受といわれるもので、一般的にいわれる回転軸に取付けるラジアル軸受とは違います。
ラジアル軸受は、簡単に分解不可能ですが、スラスト軸受はボール部をケーシングで上下に挟んでいるだけなので、すぐバラバラになってしまいます。
そこで、ベアリング全体を、3Dプリンタで作成したケースの中に入れ、外れ止めを装着しました。
ついでに、3Dプリンタで、他の部品も作成しました。
CNCでベアリング台を取付ける基台も、製作しました。
(左側の筒状のものが、ベアリング台の半完成の状態です。)
古いiPodをまだ使っています ― 2017/02/12 11:58
アップル社の前代のiPodを、まだ使用しています。
電池は少し弱っていますが、車の運転席に乗せて運転中は、音楽を聞きながら、いい気分で運転できます。
iPodは、今まで横の助手席に置いて、イヤホーンジャックにFM電波を飛ばす機器を取付、車のFM放送で聞いていました。しかし、運転中、ブレーキをかけた時など、勢い余って本体が床下に落ちることがよくありました。
これは、スッキリしなければ、ということで早速、まず、3DCAD「123D Design」で、取付スタンドを設計(というほどではない代物ですが)
そして、3Dプリンタでプリントすると、下写真のようなものができました。両面テープで運転席のボードの上に固定。
取付けた状態が、下写真のようになり、電源のON、OFFや、操作性も向上、あっちやこっちにいかなくなり、メデタシ、メデタシで小さな機器ですが、納まりました。
3Dプリンタと周辺器具です ― 2016/05/04 16:25
Genkeiという会社のatomという3Dプリンタの組立キットを見つけ、購入した。
比較的価格が安いこと、構造もしっかりして、組立キットということで。
インターネットのマニュアルを見ながら組立。ハード部分は簡単に組立られたが、制御基盤を、動かすためのソフトを入れるのに、手間取った。
動いた時には、感動した。
動作音が昼間は、少しうるさい程度であるが、静かな夜は、近所迷惑になると思い、機械全体をベニヤ板で包んだ。2面だけは動作状況が分かるようアクリル板で作成。
メンテナンスが出来るようアクリル板はスライドして、取外し自由。
制御基盤は、冷却のため、ファンがついていたが、物が飛び込んだりしないようガイドを、早速、3Dプリンタで作り、取り付けた。
3Dプリンタは、フィラメントという細長いプラスチック樹脂(PLA、ABS)を溶かして押出し、アイスクリームのように積み上げて形状を作成する機械だ。
そのフィラメントはコイル状に巻かれて売られているので、使用する場合、コイルの中心部に軸を通して使用している人もいるが、私は以下のような物を作成し、上に乗せるようにした。ベアリング(中古のコピー機を分解した時の部品)が、付いているので、軽く動き材料をスムーズに供給している。
しかし、この機械は、常にメンテナンスを必要とする、繊細な機械である。
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